2006年05月17日

パリは燃えているか?

ワタシも含め、世間はワールドカップ、ワールドカップと騒いでいる。しかし、ワールドカップは「世界最高の舞台」ではあるが、世界で一番「レベルが高い舞台」はUEFAチャンピオンズリーグである。

●地球上のスーパースター達が、欧州各国のリーグでプレーする現代においては、ナショナルチームがクラブチームよりも優位に立つことはほとんどない。イングランド代表とチェルシー、イタリア代表とユヴェントス、スペイン代表とバルセロナ。10回試合をするとするなら7回はクラブチームが勝つであろうことは、容易に想像できる。

●パリで行われるUEFAチャンピオンズリーグ決勝は、05/06シーズン最も「優れた」チームを決める試合である。この手の試合(CL決勝、トヨタカップ決勝)においては、メディアは「最強」というフレーズをよく使う。なぜかワタシはこの「最強」がしっくりこない。強さというのは絶対的尺度ではないような気がする。「地球最強のチーム」は、まるで日めくりカレンダーのように、明日そのポジションにいることができるかどうかを保障されない。日本時間の明日の朝、05/06シーズンの「世界最優秀」チームがビックイヤーを掲げる、とワタシは認識する。そして、このトロフィーを掲げた瞬間が、今シーズンの世界のサッカーカレンダーが終結する瞬間である。

●ワールドカップは、いわばボーナスステージ。サッカーリーグ戦は、オーケストラの定期公演やオペラハウスの通常公演。ワールドカップは、ザルツブルク音楽祭やバイロイトなのだ。つまり、ワールドカップは祝祭空間。ヒトの手を離れた、超人的なチカラがはたらきかねないエクストラステージ。今日5月17日は「世界最優秀」チームが決まる日であり、7月9日は「世界で最も神に愛された」チームが決まる日である。


posted by ゲルト at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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