2005年09月27日

Berliner Luft

先の日曜日にあったベルリンマラソン。結果は御存知のとおり、女子は野口みずきが日本最高記録で優勝した。日本での注目を集めるスポーツイベントでもあるが、ドイツ好きの面々にとってはじっくりとベルリンの「生の」街並みを鑑賞できる稀有なテレビ番組でもある。といっても、ワタシはじっくり鑑賞することはできず、キッチンとリビングを往復しながら、つまりはメシを作りながら観戦していた。

●昨年は見逃していたので、久しぶりのベルリンマラソンである。ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)やドム(ベルリン大聖堂)、カイザーヴィルヘルムキルヒェにゴールはブランデンブルク門と、ベルリンの名所を存分に楽しめるコースだ。個人的に好きなのは終盤に左手にフィルハーモニーに臨む場面。手前には空に映える黄金のカラヤンサーカス、奥にはポツダムプラッツの高層ビル群という画がたまらない。今回のベルリンマラソンではこのアングルでは放送されなかったので非常に残念。

●あぁ、こんなの見せられると猛烈にベルリンに行きたくなる。うまくいけば来年ドイツに行けるのだが、ベルリンは残念ながら訪れることができない。実を言うと、ワタシはどちらかというとベルリンよりはドレスデンやミュンヘンの方が好きなのだ。ベルリンはあまりに都会すぎる、東京ともさほど変わらないのではないだろうか、とも思ったからだ。とはいえ、やはり、ベルリンにはベルリンの良さがある。それは「新しさ」。いにしえより続く神聖ローマ帝国ではなく、新興国家であるプロイセンの都として「新しく作られた伝統」としての側面。このあたりは家康が作り上げたEdo=Tokyoと通ずるところもあるのかもしれない。もう一つは新生ドイツ共和国の首都としての「新設首都」としての新しさ。西と東の2つの都市が融合し、さらに首都機能を移すという大改組。ワタシが訪れたベルリンはいつも工事中であった。

●こんなベルリンの最新事情を知りたい方はマサトさんのブログベルリン中央駅を造ひとも読んでほしい。現在建設中のベルリンのハウプトバーンホフ(中央駅)の様子をはじめ、現代ベルリン事情をヴィヴィットな写真と共に伝えてくれている。もちろん今回のベルリンマラソンの写真もいっぱい。野口みずきの疾走もとらえている。

●ベルリンにはゲルマンの伝統を礎とした新しい現代国家の気質がただよう。ベルリンには新しさの風が常に吹いている。


posted by ゲルト at 21:26| Comment(2) | TrackBack(1) | 思ふこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご紹介いただき恐縮です^^;)。なるほど、「新設首都」として見たらベルリンと東京が通じるところがあるというのはおもしろいですね。ただし今は似て非なるものだと私は思っていますが・・私は、ベルリンと近いのは、日本では札幌ではないかと思っています。緯度的にも近いし、人口密度も似通っている気がする。ベルリンも札幌も緑が多く、町のど真ん中にあるティアガルテンは、大通り公園に例えられなくもない(無理か)。文化面の充実度はベルリンが圧倒的に上ですが、食の充実度は札幌が圧倒的に上回っていてこれも互角。こんなことを書いているうちに、ひさびさに札幌を再訪してみたくなりました。
Posted by berlinHbf at 2005年09月28日 19:48
コメントありがとうございます。

札幌の町はヨーロッパ的なんでしょうか?
ワタシは札幌は未訪なのですが、こちらも興味がそそられますね。

ベルリンとサッポロの共通点、もう1つありますよ。
ビールですね〜。
Posted by ゲルト at 2005年09月28日 21:40
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Excerpt: ベルリンベルリン ドイツの都市。本項で詳述。 ファイブスター物語のモーターヘッドの一。ファイブスター物語を参照 ロック (音楽)|ロックバンドの一つ。ベルリン (バンド)を参照----ベルリン(伯林、..
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