2006年06月13日

追悼

リゲティ死す。ワタシの音楽感覚は現代音楽を愛することができるレベルまで未だ達していないので、彼の音楽を聴く機会は少なかった。木管五重奏曲「6つのバガテル」やキューブリックの「2001年宇宙の旅」で耳にしたくらい。しかし、その評価の高さは現代音楽オンチのワタシでさえよく知っている。衝撃だったのは、前述の「2001年宇宙の旅」。映画本編が始まる前、明かりの消えた劇場内にリゲティの音楽がしばらく鳴り響く。その後、あの有名なオープニング。心騒ぐ演出だった。合掌。

●岩城宏之死す。NHK交響楽団正指揮者。大学時代、幸運にもN響の舞台裏を覗く機会にかなり恵まれたのだが、結局一度も彼の演奏を聴くことはできなかった。福井出身の人間にとっては、アンサンブル金沢の音楽監督としても馴染み深い存在ではあった。そんな「未聴」のヒトではあったのだが、彼はタクトをペンに持ち替え、我々に音楽を伝えてくれた。高校時代に彼のエッセイを読んで、東京の音楽シーンに憧れたのを覚えている。故山本直純とつるんでホールに忍び込んだり、ショスタコの「森の歌」を演奏したりしたことなど、今でもエピソードが思い出せる。今年の秋には、N響正指揮者3人がそろって定期に出演するという企画を目前とした中での死去。合掌。


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列島沈黙 −日本対オーストラリア−

まだ気持ちの整理がつかないね。今日のニッポン代表は悪いなりによくやっていた。ヴィドゥーカを宮本が抑えていたなんていまだに信じることができない。

●「W杯の初戦で勝つ」というものはこんなもんなのだろうとも思っていた、残り10分までは。98年大会で日本と対戦したアルゼンチンやクロアチアだって、出来が悪いながら1点をもぎ取り勝利につなげたじゃないか。後半途中から投入されていった敵のFW陣に、DFの人数が足りなくなりかけていたところの3失点。痛い、痛すぎる。これでオーストラリアは勢いつくだろう。

●ニッポン代表がグループリーグを突破するには、もう道が少なくなってしまった。頼みの綱はブラジル。日本戦まで2連勝、しかも大量得点してくれないと厳しい。3戦終わって、日本、クロアチア、オーストラリアが1勝2敗の状況を作り出さなければならない。ここで問題になるのは得失点差。次のクロアチア戦では、2点差以上をつけての勝利がほぼ必須条件。かなり厳しい。万が一、ひょっとしたら、ブラジルが最終戦で「温情」の引き分けを与えてくれることもあるかもしれないが。。。そこまでして上に進みたいか?イエス、進みたい。ただ、そんなぬるい日本対ブラジルの試合は絶対に観たくない。(※)

●これからクロアチア戦まで、マスコミやネット等であーだこーだと「戦犯」探しが始まるのがイヤで仕方ない。そんなの見たくない。もうジーコにすべてを託すしか我々がすべきことはないのだ。一番悔しい思いをしているのは代表選手達。今日の出来は悪かったが、ホントによくがんばっていた。ただ、ジーコが大ナタを振るう可能性も高いとワタシは見ている。

●いまTVでやっているチェコがうらやましい。と思ったら先制ヘッドを決めたコラーが負傷退場。トーナメントまでには戻ってこいよ。


※そういや「温情」などなくても、自分達の実力でブラジルと引き分けるということもできるのであった。敗戦を目の当たりにして、うつむいていたのはワタシ自身だったか。
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2006年06月12日

まもなくキックオフ

なんだかんだ言っても、やはり気になる日本戦。今回のW杯以降、日本サッカーは苦しい時代が続くことも予想されるので、ニッポンドリームチームの躍進をやはり見たい。

●風呂にも入った。仮眠もとった。録画もバッチリ。そして、今日は芋焼酎梅酒の解禁日。去年の6月8日、ニッポン代表がW杯出場を決めた日に漬けた梅酒だ。もう1年たっちゃった。当時は名古屋で生活するなんて考えてもいなかったな。

●今日はその梅酒を飲みながら、試合を観るのだ。
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メヒコ!メヒコ!メヒコ! −メキシコ対イラン−

直前のセル・モン対オランダに続いて、よく似た国旗対決。我らがアジアの雄イランと、中米の王者メヒコの大決戦。

●最高レベルの試合とはいえないのは当たり前だが、とてもおもしろい試合。中盤コネコネのメヒコに、サイドアタックとカウンターのイラン。前半は1−1で折り返す。後半開始直後、メヒコにアクシデント。FWボルヘッティが負傷交替。伝統的なポゼッションサッカーのメヒコに、高さという色取りを添えてきたボルヘッティだが、初戦からは姿を消す。この後、中盤を制圧したメヒコは、バルサのラファエル・マルケスが神出鬼没の奮闘。ボールをキープできなくなったイランの攻撃陣に背中を向け、ゴール前・サイドにマルケスが展開。精神的支柱であるというのもうなずける。働きすぎだよ。

●結果2点を追加したメヒコが、3−1で勝利。底力の差か?恐るべしラテンアメリカ。ニッポンとはアジアカップや予選で切磋琢磨しているイランなのでがんばってほしい気持ちもあったが、今日のメヒコは圧巻。強いよ、メヒコ。

●そんなメヒコと予選を戦ってきたUSAも警戒すべきだろうなぁ。今大会一番の「死のグループ」はグループEだろう。イタリー、ガーナ、USA、チェコ。ガーナがやや劣るかもしれないが、あとは横一線ではなかろうか。ここで困るのがニッポンがグループFを突破した場合、グループEの一位or二位とあたるということ。できれば、イタリーかチェコとやりたいよね、せっかくだから。
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ロッベン劇場 −セルビア・モンテネグロ対オランダ−

ひさしぶりにオレンジが帰ってきた。青い空、緑のグラウンド、そしてオレンジのユニホーム。遠い異国で行われるサッカーの祭典でいつも映えていたのは、オランダの色。しかし、今日は・・・。

●ロッベンのビューティフルゴールで先制したものの、オランダの攻めは精彩を欠く。セル・モンの守備もけして水も漏らさぬというものではない。オランダにしては地味な試合が繰り広げられる。

●前半終了直前にセル・モンは最初のカードを切る。コロマンを中盤に投入。これが利き、後半以降はセル・モンが中盤を支配する。オランダは時折カウンターアタックを試みるばかり。スタンコンビッチはきわどいFKを蹴り、オランダサポーターを黙らせる。

●どうしてしまったんだ、オランダ。いつものスペクタクルサッカーはどこへいったんだ?メンバーとしては申し分ない(守備に難ありだが)。ルート・ファンニステルローイは戻りぎみになり、中盤でのポゼッションを高めようとしたのかもしれないが、彼の仕事場はそこではない。目立ったのはロッベンただ一人。しかし、ロッベンだけが目立つというのはオランダサッカーとしては失敗。ロッベンを「生かす」サッカーをしなければなかったのだ。

●結果だけを見れば、順当。グループCはアルヘンとオランダが一歩リード。しかし、これはどうなるかわからんよ。
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2006年06月11日

余裕綽々 −アルゼンチン対コートジボアール−

メッシを見せろ!と持ったヒトも少なくないだろう。アルヘンチーナはテベスもメッシも出さずにコートジボアールに2−1の勝利。クレスポとサビオラももちろんビッグネーム。スタメンを張るのは当たり前。2点リードした後、2人を下げるのももちろんあり。で、出てくるのが、テベス&メッシかと思ったら・・・。なんでそんなに余裕なの?

●コートジボアールも強かった。今回のアフリカ勢の中で一番との呼び声も高い。ボール回しも速く、スピードだって速い。そして、最前線には怪物ドログバ。強いとはいえ、最後にはドログバ頼みの感は強い。でも、ドログバはホントになんとかしてくれるからスゴい。ドログバ級とは言わなくとも、もう1人良いアタッカーがいれば、今大会の核にもなれただろう。

●アルヘンは完全に「チーム・リケルメ」ペケルマンボーイズ。すがすがしいまでにボールは彼の元に行く。ペケルマンはリケルメに命運を託した。残念ながらアイマールの出番はないだろう。クラシカルな司令塔にスピードスターそろえたアルヘンチーナ。決勝トーメントでの現代サッカーとの対戦で彼らはどこまで勝ち残るか。ていうか、まずはオランダ戦が楽しみだ。



●とうとう徹夜。。。明日はセル・モン対オランダだけにしようかな。メヒコ対イランも気になるが。。。とりあえず寝ます。
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ポプラ来襲 −スウェーデン対トリニダード・トバゴ−

試合前の予想同様攻めるスウェーデンに守るトリニダード・トバゴ。後半まもなくトリ・トバに退場者が出て、この構図はいっそうはっきりとなる。イブラヒモビッチ(ユヴェントス)、ユングベリ(アーセナル)、ラーション(バルセロナ)という超強力アタッカー陣をそろえるスウェーデンだが、見事に空回り。パスが合わなかったり、シュートが味方に当たったりする。おまけにトリ・トバのGKシャカ・ヒスロップは神降臨状態。さすがシャカ。

●両軍の必死なプレーが、見るものに感動をもたらしてくれた試合ではないか。CL決勝で絶妙のパス出しをしたラーションを、トリ・トバのDF陣がスペースを消す。バルセロナを切り裂いた(ゴールには結びつかなかったが)ユングベリを、スライディングでとめる。まさに気迫のプレー。スウェーデンも遊んでるわけではない。時間がなくなっていくのに比例して、あせりの色が彼らを包む。

●結果スコアレスドロー。しかし、いまのところ今大会一番のゲーム。0−0のゲームだったのに、なんなんだこの面白さは。これがサッカー、これがワールドカップなのか。個人的にはスウェーデンを応援していたのだが、いつのまにかトリ・トバの方に心が動いてしまう。

●楽しんでもいられないのが、スウェーデンサポ。まるで今日で世界が終わってしまうような表情。一方のトリ・トバの選手とサポは優勝したかのような騒ぎ。うらやましい、初出場の初戦で強豪相手に勝ち点1。ふと考えてしまずにいられない。今日の彼らにあって、98年のニッポン代表になかったものは何なのかを。
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